栃木・馬頭町　いわむらかずお美術館情報　2000.03.15

八溝山系のふもと、那須の山並みが美しい馬頭町は、温泉と陶器の町。「いわむらかずお絵本の丘美術館」は、こどもたちに人気のねずみ「14ひきシリーズ」などで親しまれている絵本作家いわむらかずお氏の美術館だ。身近な自然の中の生き物たち、四季の里山を舞台にくりひろげられる絵本の世界は、細やかに自然を見つめる目とほほえましさにあふれている。絵本の世界と里山を融合し、こどもたちにも発見する喜びやときめく体験をしてほしいとの願いをこめ、周囲には散策できる雑木林、田んぼや畑、牛のいる農場もある。農業体験の催しも開かれる。現在、美術館ではエリック・カール氏の原画展（2/17〜3/20）も開催。（鮮やかな色彩と構成の絵本「はらぺこあおむし」でおなじみの作家。）3/24〜6/4は、いわむら氏の「14ひきの雑木林・春」の原画展が始まる。春休みの一日、ゆったり親子で訪ねてみたい。帰りには、那珂川のほとりにある展望抜群の露天風呂「ゆりがねの湯」（TEL　0287-92-3023）、「霧ヶ岳山村文化体験村」（TEL　0287-92-5072）の手打ちそば、「ばとう手づくりハム」（TEL　0287-92-3641）がおすすめ。（いずれも月曜休）

栃木県那須郡馬頭町大字小砂3097