奈良・西吉野村賀名生梅林 歴史ある梅の里 2000.03.14
奈良県西吉野村は、南北朝時代、都を追われた後醍醐天皇が吉野山へ向かう途中立ち寄られた場所。歴史を伝える賀名生(あのう)皇居跡の向かい側、山の斜面に広がる梅林が賀名生梅林である。ウメの木はおよそ2万本あり、梅干に使われる”林州”、梅酒用に使われる”鶯宿”など薄紅梅が中心だ。他に”白加賀”、”南高”などの白梅も植えられている。現在3分咲きで、来週あたりからが見頃になるだろう。山を覆うばかり、ほんのり桜色の梅林は、吉野山のサクラになぞらえ、一目万本、奥の千本、見返り千本、東雲千本などと名づけられている。西吉野村は日本一の柿の生産地でもあり、新緑の柿若葉や、実を結ぶ晩秋の頃にも訪ねてみたい所だ。隣接する五條市には古い家並みが続く一角がある。老舗の酒蔵「山本本家」(TEL 07472-2-1331 8:00〜17:00 日曜・祝日・第2・3土曜休)では、名産の柿を使った柿ワイン(360ミリリットル610円)も販売されている。
開 随時 休 無休 料 無料 交 JR五條駅から城戸行きバスで20分、賀名生下車徒歩すぐ 駐 周辺20台 所 奈良県吉野郡西吉野村
 問 07473-3-0301 西吉野村役場
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