フクジュソウの咲く　埼玉・両神国民休養地　2000.02.21

秩父の入口、標高771メートルの四阿屋山東側には、両神国民休養地があり、早春のフクジュソウ、4月のヤシオツツジ、6月のハナショウブの名所として知られる。四阿屋山は手軽なハイキングコースがある一方、頂上付近にはくさり場があり、岩が多く露出する、中・上級者向きの山でもある。現在、中腹にある50アール1万株の福寿草園地では、陽当たりのよい場所で5、6分咲き、全体としては、1割程度が開花している。今の時期周辺で見られる花には、園地のすぐ下にあるロウバイの花が満開、薬師堂付近の遊歩道では紅梅が2分咲きとなっている。園地から徒歩1時間の四阿屋山の南には、日本一の規模と言われるセツブンソウの群生地があるが、こちらはまだ開花していない。3/5のセツブンソウまつりの頃なら、園地のフクジュソウとともに花を楽しめそうだ。3月中旬になればアズマイチゲも仲間入りするだろう。歩き疲れたら、村営の両神温泉「薬師の湯」（TEL 0494-79-1533 9:00〜20:00 火曜休　600円）で一風呂浴びて、手打そばでもいかが。

埼玉県秩父郡両神村薄山居