栃木・大田原市　渋い魅力のザゼンソウ見頃　2000.02.17

那須与一ゆかりの里栃木県大田原市の郊外、北金丸にある群生地では、渋いえんじ色のザゼンソウが見頃を迎え、3月はじめまで花を楽しめそうだ。広さ1379平方メートルの群生地は、のどかな里山風景が広がる小川のほとりにあり、葉が落ちた雑木林の足元、あちらこちらにザゼンソウが顔をのぞかせている。中心部の花（肉穂花序）を守るように、丸味を帯びたえんじ色の仏炎苞が囲み、その姿が座禅を組む形に似ているので名づけられた。華やかではないが、存在感のある湿原植物だ。また、11〜3月にかけて、大田原市北部の羽田沼（はんだぬま）には白鳥が飛来している。その数は南部の琵琶池よりも多くなっているそうだ。時間があれば、足を延ばしてみたい。さらに屋外で冷えた体には、あったかいラーメンはいかが。市の中心部、日赤病院隣「よし川家」（TEL 　0287-22-7326　11:00〜18:00 日曜休）の手打ラーメン550円がおすすめ。ただし売り切れたら閉店してしまうので注意。

栃木県大田原市北金丸1703