「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

関東平野を一望する 筑波山梅林 紅梅満開 2000.02.14

百名山のひとつ、茨城県にある筑波山は、関東では「雪の富士、紫の筑波」と称される名山。山肌の色が藍から緑、紫へと朝から夕方にかけ変化する様から「紫峰」とも呼ばれている。標高877メートルと高さはないが、その端正な姿は古くから歌に詠まれ、信仰の山としても親しまれてきた。南斜面には、広さ4.5ヘクタールの市営梅林がある。現在、およそ30種3000本のうち、紅梅が満開、白梅は1、2分咲いている。白梅が中心の梅林なので見頃は2月下旬〜3月上旬にかけてとなるだろう。園内のあちらこちらには巨大な筑波石が横たわり、梅の美しさをひきたてるかのようだ。天気がよければ、見渡す梅林の先、関東平野のはるかかなたに、東京の高層ビル群や富士山も展望できる。2/10〜3/20の梅まつり期間中日曜の観梅デーには、甘酒や梅茶のサービス、筑波山ならではの「がまの油売り口上」や野点なども行われる。筑波山にはケーブルカーやロープウェイもあるが、奇岩、怪石を巡るハイキングコースなどもおすすめ。

開 随時
休 無休
料 無料
交 JR土浦駅からバスで50分筑波駅乗り換え、筑波山神社行きバスで15分梅林入口下車、徒歩3分
駐 無料約400台
所 茨城県つくば市
問 0298-36-1111