「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

猊鼻渓 墨絵の世界を進む雪見船・こたつ船 1999.12.27

岩手県の名勝、猊鼻渓(げいびけい)は、北上川の支流砂鉄川にあり、初夏は断崖絶壁に咲くフジの美しさで有名。両岸に迫りくる岩の間を船頭さんの操る船が静かに進む。冬になると、周りを囲んだ「雪見船」や、中にこたつを入れた「こたつ船」も運航される。雪もちらつき始めた今の時期には、渓谷にかかる木々の葉も落ちて、岩肌の様子を眺めるにはちょうどよい時期だ。2月に入れば、本格的な雪景色、氷結した滝などが見られる。さらに前日に予約をしておけば、あったかい「木流し鍋」(1500円〜)や「船賃+食事のセット」(3000,4000,5000円のコース)もいただける。まるで水墨画のような渓谷を眺めつつ、こたつに入って鍋をつつく。寒い土地ならではの船遊びはいかが。

開 雪見船11/21〜3/31(こたつ船12〜2月)9:00〜17:00
休 無休
料 大人1500円 高校生1200円 中学生1000円 小学生800円 幼児100円
交 猊鼻渓入り口〜三好ヶ丘往復90分
駐 有料500円(50台)
所 岩手県東磐井郡東山町
問 0191-47-2341 げいび観光センター