「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

風雅なたたずまい 京都 詩仙堂のサザンカ 1999.12.09

京都洛北にある詩仙堂は、江戸時代はじめの詩人石川丈山が隠棲した草庵。室内には狩野探幽による中国の詩人36人の肖像画が掲げられ、その傍らに詩を添えた「詩仙の間」があることから名づけられた。四季折々、いつ訪れても味わい深い場所だ。現在は門前の白いサザンカが咲き、12月いっぱい花を楽しむことができるだろう。掃き清められた庭園には、白砂が敷きつめられ、木々や丸く刈り込まれたツツジなどが美しく配置されている。詩仙堂といえば、「ししおどし」と庭園にある老大木の白いサザンカで有名だが、残念ながら現在はこの大木は枯れてしまっている。4、5月のツツジや続いて咲くキョウガノコの名所でもある。

開 9:00〜17:00
休 5/23
料 拝観料 大人500円 高校生400円 小・中学生200円
交 JR京都駅からバスで35分一乗寺下り松町下車徒歩5分
駐 周辺 有料駐車場
所 京都府京都市左京区
問 075-781-2954