津軽平野を走りゆく　ホットなストーブ列車　1999.12.07

津軽五所川原駅から北へ津軽中里駅まで全長20.7キロメートルの津軽鉄道。夏は風鈴列車、秋は鈴虫列車、冬は懐かしいダルマストーブを載せた列車が走る、ユニークな路線だ。ダルマストーブは、昭和30年代に小学校の教室でよく見かけられ、ストーブの上で給食のパンを焼いたり、お湯を沸かした思い出を持つ人もいるだろう。今でも列車内のストーブで、焼きおにぎりやスルメを焼く人もいるそうだ。外が厳しい寒さだけに、ストーブを囲んでの語らいは、自然と心も和んでくる。他にもすでに予約満席となった真っ赤なサンタ列車やSMAPの香取慎吾さんが描いた夢のキャンパス号を持つ津軽鉄道。北国の思いを載せて走る列車は、注目の的だ。

青森県五所川原市