「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

姫川源流のフクジュソウは見頃 1999.04.16

姫川源流へ行くには、車で大町方面から国道148号線を北上、仁科三湖の青木湖と佐野坂トンネルをすぎると、道が右に大きくカーブする。間もなく、右手に姫川源流案内の看板が表れる。看板の反対側斜面は、駐車場になっているので、そこからは、歩いていくとよいだろう。姫川源流は、名水百選にも選ばれており、こんこんと湧き出る水が、すぐに清らかな流れをつくっている。雪解けの始まった自然探勝園の木道は、春を告げるフクジュソウで華やいだ雰囲気につつまれる。一面に光を受けてきらめくように咲く姿は、見事である。自生地でこれだけの規模は貴重なものといわれている。今週末から来週にかけてが一番の見頃。源流の名水を味わい、春の花々を愛でたい。

場所 長野県白馬村
TEL 0261-72-3232 白馬村観光案内所
 随時
 無休
 無料
交通 JR南神代から徒歩15分
駐車場 無料駐車場有り


貞麟寺・カタクリ情報 1999.04.16

姫川源流を訪ねるなら、白馬村のもうひとつの花の名所、貞麟寺にも足をのばしてみたい。今は、カタクリの花はまだつぼみの段階で、4/20頃には、花が咲く様子が見られそうだ。(ただし天候が不順な日には、花はつぼんだままとなる)寺の北寄り斜面は、これからピンクのカタクリで、一面が花のじゅうたんを敷きつめたようになる。咲き始めのカタクリは清楚で初々しい。地面に顔を近づけると、太陽光に透かされた花びらの色が、さらに美しいことがわかる。斜面には、他にも、ショウジョウバカマ、アズマイチゲ、ハルリンドウなどの野草が存在する。目をこらしていくと、小さな花と出会うことができるかもしれない。ここのカタクリは有名になり、観光コースのひとつとして多くの人が訪れるが、愛らしい花たちの楽園を大切に次世代へと残してゆきたいものだ。

場所 長野県白馬村
TEL 0261-72-5000 白馬村役場
 随時
 無休
 無料
交通 JR南神城駅から徒歩10分
駐車場 無料駐車場有り