「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

田島ヶ原のサクラソウは今週末がおすすめ 1999.04.09

埼玉県浦和市にある田島ヶ原は、サクラソウの自生地として、全国的に知られた場所。国の天然記念物にも、指定されている。田島ヶ原の桜草は、3月末に咲き始め、4/10〜4/15が一番の見頃と思われる。花は、まだまだ咲き続けるが、他の草も勢いよく伸びるため、花が隠れてしまう。4/18には、サクラソウ祭りがあり、芝生の広場では、各種催し物が行われる。小さな桜の形をした花が集合したサクラソウは、やさしく可憐で、野草の中でも、人気の高い花のひとつである。紅色の小花が一面にひろがり、風に揺れる姿は、ここならではのもの。100万株とも言われる花たちのささやきを、しっかり受けとめたいものだ。

場所 埼玉県浦和市田島ヶ原 
TEL 048-829-1796 浦和市教育委員会
 随時
 無休
 無料
交通 JR浦和駅からバスで30分
駐車場 無料駐車場有り


更埴市あんずの里は花が満開 1999.04.09

あんずの生産地として有名な長野県更埴市。その歴史は、江戸時代までさかのぼると言われる。なかでも森地区は、あんずの里と呼ばれ、花の時期には、辺り一帯がまるでうす桃色の霞をかけたようで、何とも言えないやさしい山村風景がくりひろげられる。ただ今花は、満開を迎え、今週末までが見頃。4/12、13には、花びらが散ってしまいそうだ。この夢のような情景も、数日ときわめて短い。

場所 長野県更埴市森 
TEL 0262-73-1111 更埴市商工観光課
 随時
 無休
 無料
交通 JR屋代駅から車で10分
駐車場 特に無し


吉野山の桜情報 1999.04.09

日本一のサクラの名所といえば、吉野山に誰も異論はないだろう。ただ今吉野の桜は、下千本で満開、中千本は7分咲き、上千本が3分咲き、奥千本では、まだまだつぼみの状態である。奥千本の桜は、4/12、13頃開花、4/20頃に満開を迎えそうな見通しだ。下千本から始まり、中千本、上千本、奥千本と、麓から徐々に何万本とも知れぬサクラの木が、山を華やかに染め上げていく。そのスケール感は他では味わえない見事さだ。辺り一帯は、淡い桜色の霞につつまれる。吉野山のサクラは、奈良時代、修験者が蔵王権現をサクラの木で彫り、ご神木としたことに始まると言われている。その後信者によって次々植えられたヤマザクラの木が、やがて全山覆うばかりの数になり、花見の名所となるに至った。歴史の舞台ともなった吉野山は、後醍醐天皇、源義経、太閤秀吉、西行などにゆかりの寺社や庵も多い。花見とともに史跡巡りも是非してみたい所だ。シーズン中は、日本全国から花見客がどっと押し寄せるので、混雑は、必至である。ロープウェイの時間などもあらかじめ、確認しておくとよいだろう。

場所 奈良県吉野町 
TEL 07463-2-3081 吉野町役場観光課
 随時
 無休
 無料
交通 近鉄吉野駅を経て、ロープウェイ
駐車場 無料・有料駐車場有り