仙人力光線

富嶽仙人
00/11/27 23:43 大沢土石流

11月21日

 21日深夜、富士山大沢で大規模な土石流があった。大沢というのは富士山の西側斜面に大きく刻み込まれた、常に崩壊を続ける危険な沢、いわゆる 「大沢崩れ」 である。崩壊する量は、年間で20万立法メートルともいわれる。


 白糸の滝の少し北側の大沢扇状地には下流への被害を食い止めるための大規模な砂防施設があるのだが、それが今回の土石流でかなり埋まったらしい。この施設がなければ被害は下流の居住地区まで及んだだろう。昭和47年には、砂防堰堤が破壊され潤井川が氾濫して田子ノ浦港まで被害が及んだそうだ。下の写真は大沢の砂防施設の下流、潤井川側へと流れを導く流路工である。



大沢流路工 11月25日撮影




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