年たけて また越ゆべしと思いきや命なりけり小夜の中山 西行法師が69歳に詠んだ句である。この峠道はお世辞にも広いとはいえない。場所によっては道の途中、わずか2mの長さだけ、なぜか急に道幅が縮まっていて、軽自動車しかぬけられない個所もあり、僕は冷や汗をかきながら車をバックさせたことを思い出す。 日坂に降りる段々畑沿いに、可愛い黄色の花が咲いていた。車から降り近づいてみるとニガナであった。見上げると太陽の日に照らされ、透き通るように光り輝いているスイバを見つけた。酸っぱいスカンポをかじりながら段々畑で遊んだ幼い頃を懐かしく思い出した。
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