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No.249 | 2004.1.22 |
[Exif位置情報 あり] |
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雪の降り積もる夕暮れ近くの鬼押出し園を訪れた。日がさすと、浅間の頂上には噴煙が見えた。それもつかの間、すぐにどんよりとした紫色の世界に辺りは塗られていく。既に観光客の姿はなく、雪を踏みしめながら庭園を歩き回る。溶岩塊の黒と雪のコントラストが織り成す風景は美しくもあり、怖くもあり、心はなぜか落ち着かない。この地に眠る人々の気のざわめきを感じてしまうからだろうか。1783年の浅間山の噴火の際、鎌原村の村民500名近くが熱泥流で死亡している。噴火で亡くなられた人々の霊を供養している観音堂が鬼押出し園の浅間山観音堂なのだ |
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