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No.182 | 2003.5.26 |
[Exif位置情報 あり] |
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片品川の観光のハイライトはなんといっても吹割の滝(ふきわれのたき)だろう。東洋のナイアガラと呼ぶには大袈裟すぎるが、片品川の激流を眺められるスポットであることは間違いない。渓谷沿いには遊歩道が有り、滝壷間近まで歩いていけるのだが、この遊歩道や岸から川や滝に落ちて亡くなる人も多く注意が必要だ。それ故、川岸の岩場には立ち入り禁止のラインが引かれている。しかしこのラインの内側からだと滝壷の全容は実は見えない。雑誌などで見かける吹割の滝の写真の中には滝壷の全容を写している作品もあるが、立ち入り禁止ラインを無視し、崖っぷちギリギリの所で撮影したものに違いない。撮影をしていると、もう少し近寄りたいという衝動に駆られることは誰にもある。しかし立ち入り禁止というルールがある場合には、ぐっと我慢して制限の中でベストをつくしてこそ撮影する楽しさは増すのではなかろうか。もっともこのルールの中で片品渓谷の見所を説明しようと思うと、吹割の滝を含む片品渓谷千畳敷を俯瞰するカット、吹割の滝の上流にかかる吊橋、吊橋より上流のおだやかな渓谷の流れ、遊歩道から見る滝壷、滝壷から流れ出る片品川の激流と溶結凝灰岩が作り出す景観美、最低でもこの5カットは欲しいところだ..なんてことを考えながら片品渓谷を散策。気がつくと10本を越えるフィルムを使ってしまった |
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