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長野県飯山は鍋倉高原から新潟県板倉に抜ける峠が関田峠だ
鍋倉高原側から関田峠に向かう道は、若いブナ林に包まれ、美しい緑を堪能できる。途中にはいくつかの池があり、釣り人やハイカーで賑わっている。特に茶屋池は鍋倉山や黒倉山を目指す登山客、ブナ林の散策を目的とした人達に人気の場所だ
茶屋池を過ぎると湿地帯が現れ、まもなく関田峠に到着する
峠の先は新潟県であることは承知していたのたが、峠から見る風景までは予測していなかった。車から降り、眼前に広がる風景を見た瞬間、鳥肌がたつのが分かった。そこには天空に突き出るかのように、美しい緑の台地が広がっていた。そして向かって左手にあたる西の峰を眺めると、黒姫、高妻、妙高、火打、焼山と、美しい名山が鎮座している。そのまま北に向かい、峰の続きを追いかけると、最後は日本海の青い海に繋がっていた。見事な展望だ。松之山から野々海池に抜ける深坂峠の展望も素晴らしかったが、関田峠の展望の素晴らしさは群を抜いている。霧ヶ峰のビーナスラインなんて目じゃないと思った。しかも人や車も殆ど見かけない。この素晴らしい風景を独り占めできる快感よ。空気の透明度が良いと、能登や佐渡まで一望できる光ヶ原高原は、僕のとっておきの場所となったことはいうまでもない
峠を板倉方面に下る途中、右手に、板倉ファミリーパークのキャンプ施設、光ヶ原森林公園があり、ここではキャンプや釣りも可能だ。さらに下ると、峠から見た、あの天空の台地、光ヶ原高原牧場に出る。ここも板倉ファミリーパークの施設の1つなのだ。牧場では乗馬や可愛い動物たちに触れ合うことや、美味しいソフトクリームも食べられる。家族そろっての夏のレジャーにピッタリの場所だろう。駐車場の車を確認したのだが、夏休み真っ最中だというのに、東京ナンバーを見かけることは殆どなかった
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