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奥志賀スーパー林道を経て、夕方、秋山郷に辿り着いた
さっそく小赤沢にある温泉、楽養館の赤茶色の湯に浸かり疲れを癒す
秋山郷は本当に何もないところだ。もちろんスーパーやコンビニは全く無い。そればかりか夜7時を過ぎると食事にありつける店は、小赤沢のラーメン屋さん一軒だけとなる。客は皆地元の人達ばかりだ。僕は店主の手作り蕎麦すいとんをいただいた。シンプルな塩スープがうまい。スープの中の野菜も、全て自分の畑で栽培したものだそうだ
夕食を終えると、後は寝るだけ
あらかじめロケハンしておいた車寝場所は、傾斜地でどうも安眠できそうもない。そこで暗闇の秋山郷をうろうろとするが、かなり強い「気」が襲ってくる。どうやら「こっちにくるな」と言っているようだ。仕方なく新潟との県境の道路脇の空き地で車寝することにした。ここは民家も近くに有り、「気」を発する方々もおとなしかったからだ。秋山郷の歴史をたどれば、「気」の主たちの気持ちもわからんでもない
小赤沢を東に向かう、細い林道を登ると諏方神社に出る。この神社の脇に大瀬(オオゼン)の滝がある。さらに林道を登ると苗場山三合目登山口に出る。道を右折すると、苗場山の裾野沿いに快適なドライブを楽しめる。途中の展望台からは鳥甲山から志賀の山々まで素晴らしい展望を味わえる。さらに林道を下っていくと左手に小さな沼が現れる。この沼が天池だ。なんとも神秘的な風景が広がり、思わず鳥甲山に手を合わせてしまった。天池の隣りには古民家の宿で有名な「のよさの里」がある。隣接したキャンプ場は、夏休みを楽しむ家族で賑わっていた
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