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「カヤの平」って、どうして「カヤ」が片仮名で「の」が平仮名なんだろう
湿原に生えるシダがカヤの葉に似ているからだろうか
また「カヤの平」が木島平に分類してある旅本も、僕としては納得できない
「カヤの平」って、むしろ秋山郷とか鳥甲山の方が近く、奥志賀スーパー林道の終点のような、奥深い地域だと思うのだ。しかし最寄駅となるとJR飯山線の飯山駅になるので、木島平に分類しちゃうんだろうなぁぁ。なんだかファッショナブルなスキー場のイメージ。それゆえか、昨今の「カヤの平」は観光バスが乗り付け、霧降高原や霧ヶ峰の感覚で土産店がないとか、不便だとか、有名観光地と勘違いしている連中が押し寄せはじめている。これは絶対に不幸なことだ。「カヤの平」は不便な秘境だからこそ、今でも見事なブナ林や白樺、野草達の宝庫なのだ
北ドブ湿原までは、白樺林やブナ林の中を気持ち良いハイキングを楽しめる
7月下旬、北ドブ湿原にニッコウキスゲが咲く。決して広いとはいえない、こじんまりとした空間だけど、森の密度が濃く、夕暮れ時、たった一人で湿原の中に立つと、怖ささえ感じてくる。シーンと静まり返った湿原にシャッターの音だけが響く
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