風に白穂が優しくなびくからだろうか、湿原に広がるワタスゲをみていると、心が和む ニッコウキスゲの咲く尾瀬も大好きだけど、地味なワタスゲも愛すべき存在だと思う。休日のニッコウキスゲの咲く尾瀬は、落ち着いて花を愛でるという雰囲気ではない。木道に立ち止まると、後ろから邪魔だとせっつかれるのが、気ぜわしい。比較してワタスゲの季節は、燧ヶ岳、至仏山を交互に眺めながら、ノンビリと花見ができる。ワタスゲが終わり、ニッコウキスゲが咲き始める頃、山ノ鼻と龍宮ではゲンジボタルが飛び交う。日程に余裕があれば、戸倉から坤六峠を経て奥利根、水上に出ることをお薦めする。アヤメやヤマホタルブクロなどの夏の野草、そして美しい滝と渓流に鳴くカジカガエルなど、尾瀬とは、また趣の違う、涼を味わうことができる
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